こんにちは(^^)/
ここでは試合中よく出てくる状況と言葉に的を絞って、サッカーのルールと用語の意味を「応用期 ア行」として講座していきます。
「基礎期」と異なり、イメージし易いように具体的にチーム名と選手名を掲載して講座を展開していきます。
なお選手名は誠に申し訳ございませんが、敬称略とさせていただきました。
「応用期」はサッカーを何回か観たことがある方で、「順位はどうやって決まるか」とか「ハンド・スローイン・オフサイド等」といったルールと用語を既に知っている方を前提としています。
そこら辺が曖昧な方は「基礎期」を一度是非ご覧いただき、少し見ただけで大丈夫なようでしたら、すぐ「応用期」へ戻ってきましょう。
【基礎期】 Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4
それではよろしくお願いいたします。(#^.^#)
アウェイ(あうぇい)
STEP1
例えば広島県にスタジアムを持って、そこで相手チームを迎えて試合をするサンフレッチェ広島のようなチームの活動地をホームと呼びます。
MEMO
日本代表の活動地は日本になりますので、日本全体がホームということになります。
STEP2
STEP1を受けて、広島県がホームのサンフレッチェ広島の活動地以外の場所からやってくるサンフレッチェ広島の対戦相手のチームをアウェイチームと呼びます。
MEMO
日本代表の活動地は日本になりますので、日本以外の場所からやってくるチームがアウェイチームということになります。
アンカー(あんかー)
STEP1
船にある錨(いかり)をしっかり海底に差し込まないと、船は波に揺られてしまいます。錨を海底に刺すことで、船はどっしりと構えてその場にいられます。
STEP2
まずGK以外のフィールドプレイヤーをDF・MF・FWと3つに分けます。
STEP3
STEP2を受けて、MFの位置がハーフと呼ばれることがあります。
STEP4
STEP3を受けて、MFのハーフの位置を攻撃と守備の2つの役割に分けて、守備の役割の選手をディフェンシブハーフと呼ばれることがあります。
MEMO
ディフェンシブハーフは守備的MFと表現されることがあります。
STEP5
例えばフォーメーション4-4-2、3-4-2-1に当てはめると、〇で囲った選手がディフェンシブハーフの選手ということになります。
STEP6
STEP5を受けて、ディフェンシブハーフの中でも、錨のようにどっしりと構えて相手の選手の侵入を防ぐ役割に特化した選手をアンカーと呼ぶことがあります。
STEP7
例えばフォーメーション4-3-3に当てはめると、〇で囲った選手がアンカーの選手ということになります。
STEP8
左図(または上図)ボランチと右図(または下図)アンカーの違いは、パスを出しながら攻撃を組み立てるのがボランチ、相手の侵入を防ぐため守備を頑張るのがアンカーという具合になります。
MEMO1
実のところボランチとアンカーは、同じディフェンシブハーフ(守備的MF)のくくりとして、違いはさほどないように思えますが、ディフェンシブハーフを攻撃に関わることが多いボランチと守備に関わることが多いアンカーで言葉として区別することがあります。
MEMO2
ボランチはディフェンシブハーフの位置にいることが多いですが、必ずしもそこだけにいるとは限りません。
インサイドハーフ(いんさいどはーふ)
STEP1
まずGK以外のフィールドプレイヤーをDF・MF・FWと3つに分けます。
STEP2
STEP1を受けて、MFの位置がハーフと呼ばれることがあります。
STEP3
STEP2を受けて、グランドを3つの場所に分割します。
STEP4
STEP3を受けて、左図は上下、右図は左右の黄色い部分がグランドの中のサイドと呼ばれる場所になります。
STEP5
STEP3を受けて、濃い灰色部分がグランドの中のセンターと呼ばれる場所になります。
MEMO
センターは
中央または
真ん中と呼ばれることがあります。
STEP6
STEP4を受けて、サイドとハーフが重なった部分がグランドの中のサイドハーフと呼ばれる場所になります。
STEP7
STEP6を受けて、サイドハーフからセンターよりに入る(イン)部分がグランドの中のインサイドハーフと呼ばれる場所になります。
STEP8
例えばフォーメーション4-3-3、4-2-3-1に当てはめると、〇で囲った選手がインサイドハーフの選手ということになります。
STEP9
サイドハーフとインサイドハーフの違いは次のようになります。
左図(または上図)のサイドハーフはグランドの中の両端(サイド)のそれぞれの場所で、右図(または下図)のインサイドハーフはグランドの中の両端(サイド)からセンターよりに少し移動した場所にいるイメージです。
ウイング(ういんぐ)
STEP1
飛行機のエンジンがある前の方の翼は、エンジンがある分だけ前へ前へ進む力があります。
STEP2
まずGK以外のフィールドプレイヤーをDF・MF・FWと3つに分けます。
STEP3
STEP2を受けて、FWの位置がトップと呼ばれることがあります。
STEP4
STEP3を受けて、FWの位置のトップと呼ばれるところで真ん中のFWの両脇に飛行機の翼のように位置するのがウイングと呼ばれる位置になります。
STEP5
例えばフォーメーション4-3-3に当てはめると、〇で囲った選手がウイングの選手ということになります。
STEP6
左図(または上図)のサイドハーフは、特に攻撃時にサイドバックと一緒になって動くことが多いのに対して、右図(または下図)のウイングは、真ん中のFWと一緒になって攻撃していくことが多いという違いがあります。
MEMO
ウイングは
FW、サイドハーフは
MFであることが多いです。
ウイングバック(ういんぐばっく)
STEP1
飛行機のエンジンがある前の方の翼は、エンジンがある分だけ前へ前へ進む力があります。
STEP2
まずGK以外のフィールドプレイヤーをDF・MF・FWと3つに分けます。
STEP3
STEP2を受けて、FWの位置がトップと呼ばれることがあります。
STEP4
STEP3を受けて、FWの位置のトップと呼ばれるところで真ん中のFWの両脇に飛行機の翼のように位置するのがウイングと呼ばれる位置になります。
STEP5
STEP4を受けて、ウイングから後ろへバックした位置をウイングバックと呼びます。
MEMO
ウイングより後ろに下がった分、FWではなく
MFであることが多いです。
STEP6
フォーメーション3-5-2、3-4-2-1に当てはめると、〇で囲んだ選手がウイングバックということになります。
STEP7
左図(または上図)のサイドバックはGKよりの後ろの方に位置して守る機会が多いのに対して、右図(または下図)のウイングバックはサイドバックよりも前に位置して自分の前後に味方の選手がいないことが多い分、攻撃と守備にグランドの前後をかなり動きながら走っているという違いがあります。
MEMO
ウイングバックは
MF、サイドバックは
DFであることが多いです。
裏(うら)
STEP1
相手の選手の背中側を裏と言い、その場所は裏のスペースと呼ばれています。
STEP2
GK林(はやし)から1の経路でボールが手で投げられ、DF佐々木(ささき)へボールが渡りました。
さらにDF佐々木(ささき)からMF青山(あおやま)へパスが出されます。
STEP3
STEP2を受けて、MF青山(あおやま)は相手裏のスペースへ走り込むMF柏(かしわ)に向かって、3のパスを出しました。これを裏へのパスと呼びます。
STEP4
裏のスペースへの動きは裏へ「走る」・裏に「立つ」・裏へ「パス」と主に3つあり、それぞれ「裏への抜け出し」・「裏を取る」・「裏へのパス」とよく呼ばれています。
MEMO
裏へ
「走る」は
「裏への抜け出し」、裏に
「立つ」は
「裏を取る」、裏へ
「パス」は
「裏へのパス」です。
例:2018年7月18日(水) 明治安田生命J1 第16節 サンフレッチェ広島VSガンバ大阪 エディオンスタジアム広島 19:00キックオフ 85分より
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